4月上旬の晴れた日曜日。目的地は、江南の真ん中にある三陵公園。
三陵公園というのは、ソウル近郊のあちこちにある朝鮮王陵(ユネスコ世界遺産)のひとつ。三陵公園というより宣陵・靖陵という方がガイドブックには載っています。
地下鉄、宣陵(ソンルン)駅から500mほど歩いて、公園入り口に到着。一日入場券は1,000ウォン(ほぼ100円)。広さは24万m2、東京ドームの5倍くらいですか。
地図を見て、とりあえず緑の多そうなエリアを歩きます。
アカゲラらしき影が横切ったり、飛び去る鳥の影はしばしば見るのですが、なかなかカメラに捉えられるものではなさそう。
森の中は柵があって歩道しか歩けないようになっています。
森の奥、2、30mくらい向こうでしょうか、何か赤いものが見えます。望遠でズッと寄ってみると...コウライキジの頭です! 距離があるせいか、安心してゆったりと餌を探しているようです。なかなか幸先よいスタートです。
そのまま森を抜けたところでは、近くの木陰にヒヨドリがバタバタしてます。葉っぱ越しなので、全体が緑がかっているのはご容赦ください。ほっぺが茶色というかオレンジっぽい色ですよ。
一応観光地へ来ているわけなので、丘をのぼって宣陵(貞顕王后陵)へ行ってみます。
街中の世界遺産。石像越しにビル街を臨みます。
往きとは違う道を通ってまた森な中へ。道の上をちょこちょこと何羽か飛び跳ねていたのはオナガのようですが、なかなか素早くてうまく撮れません。
道端の枯葉へ飛んだところで何枚か撮っていると、じっとこちらを見返してきました(頭が真っ黒で、目がよくわかりませんが^^;)。
森を抜けて、今度は靖陵(中宗王陵)というところなんですが、その靖陵の前には廟が建っています(T字閣という名称)。こちらでも背景には、ビルが林立してます。
屋根の上には、韓国の〇〇宮とかでよく見る動物っぽい飾りがあります。
以前、景福宮で三蔵法師一行と魔除けの動物、と聞きましたが、孫悟空はどれ?(雑像:ジャプサン 잡상)。
さて、軒にはスズメが飛び交っています。何枚か撮ってると、やっぱりこっちを見ていました。
ぐるっと回って、最初に通った道を戻っていると、またキジがガサゴソしています。
葉っぱ越しに二羽いるのが見えます。やっぱりキジは ”つがい” でした!
雌は地味な色合いなんですが、餌探しに夢中でした。
キジを撮り終わったところで、すぐ近くに動く影が!
なかなか捉えられなかったのですが、落ち葉にもぐったところでパチリ。
そのあと、木の実をくわえて樹上にあがり、食事をしだしました。
羽の水色の模様があざやかなミヤマカケスでした。
これにて人生初のバードウォッチングは終了。
鳥の名前は、Webで確認したりしてるんですが、間違っていたらご指摘下さ~い。