漢陽都城その2(前編)

漢陽都城(ハンニャントサン)は、ソウルの中心部を囲む城壁です。

 

はじめに・・・・

「その2」というタイトルですが、「その1」にあたるのは、「全身黄色、コウライウグイス!」の記事で、初めに城壁の南側を歩いたことを記した部分です。
このときは、南山(ナムサン)というソウルのメジャー観光地エリアが大半だったので詳細は省きましたが、今回はちょっとじっくり辿ってみます。

 

ブログとしては ”マチを見て” が主です。
鳥はちょっだけなのですが、お付き合いください😊

 

 

ソウルの森」を訪れた後、東大入口(トンデイック)から歩き出したんですが、この日はまもなく雨が降り出し、ちょっと進んで終了(下図、緑色の部分)。

翌日、5月の最後の日曜日は晴れ渡り、歩き日和です。
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城壁を抜ける門として、大きいものは東西南北の四大門、その間の四小門があります(跡だけのものも含みます)。

 

今回歩いたのは、四大門のひとつ、東大門(トンデムン)の手前から反時計回りに、小門・恵化門(ヘファムン)、粛靖門(スクチョンムン;北大門)を経て、一気に小門・彰義門(チャンイムン)まで歩きました(ピンク色の部分)。
二大門&二小門です。

 

門の詳細はガイドブックにお任せ。
ソウルの街並みもキョロキョロしながら、進んでみましょう。

 

 

今日のスタート地点は、東大門の手前、東大門デザインプラザ(DDP)
アート関係の施設や展示会等イベント会場がある異形の建物です。


3次元の面を組み合わせ、建築に4年かかったそうですが、、、、
不思議な形、としか表現できません😎

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城壁を再現した歴史文化公園が敷地内にありますが省略。
そのまま進みます。

 

ほどなく東の四大門、興仁之門(フンインジムン;東大門)、そしてその先に連なる城壁が見えてきます。

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この城壁、基本的に周りの土地より高いところ、尾根筋に造られています。

万里の長城も同じですが、そうでないと防壁の意味はないですね。
おかげで、城壁沿いに歩くのは、up-downの連続になります😂

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全ルートではないですが、こんな風に城壁の内側(高いところ)に沿って歩道が整備されており、また城壁の外側(低いところ)にも歩道があります。
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 見晴らしがいいので、内側をできるだけ歩いてみます。

 

 

 

城壁沿いに点々と生えている木立を渡りながら、小鳥が追い駆けっこ。
葉陰になってますが、ようやく姿を捉えたのはこの2枚。

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シジュウカラのネクタイ柄ではないですし、首元が黒いのでコガラでしょうか?
もう少し明るいところへ出てきてくれないと、同定は難しそう。 

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今度は、城壁沿いの建物も見てみましょう。
道路が並走する部分には、尾根に沿って、低い家々が連なっています。
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時間があれば入ってみたいような店も散見されますが、今は先を急ぎます。
(Coffeeと共にBeerの文字が...😢)

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城壁は、駱山(ナッサン낙산)という低山を登って行きます。


街並みは城北洞(ソンブクドン)の方向です。
奥には、ソウル周辺で一番高い山、北漢山(プッカンサン)が臨めます。
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 駱山(ナッサン)を下り、小門の一つ、恵化門(ヘファムン)まで来ました。
東大門から一時間ほどです。
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見上げるような高いところに門がありますが、実は道路の反対側、歩いてきた城壁も、同じくらいの高さにあります。
 

Naverの地図では、こんな印(凸凸凸)で城壁が現存するところが表示されます。
上の写真の場所を見てみると、道路で城壁が尾根ごと断ち切られています。

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(地形モードでは、標高が高い部分を濃い色で表示)

 

長くなって来たので、漢陽都城の現状は次回に。
城壁歩き2回目の前編はここまでです。