もっぱら近場でのバードウォッチングがメインですが、ヘラサギが営巣してる貯水池がある、という話を聞いて出かけてみました。
ソウルからも離れて仁川の松島(ソンド송도)、仁川空港にほど近いエリアです。
正直 ヘラサギって? という感じだったのですが、、、
下調べしてみると目的の場所で繁殖するのはクロツラヘラサギ。
”クロツラ”って、まさかの”黒面”。そう顔が黒いのです。
しかも、絶滅危惧種で韓国では天然記念物。
それが、100羽以上いる!?
最寄りの駅は地下鉄1号線の東幕(동막)。
まわりは区画整理されたエリアに小ぶりな工場が立ち並んでおり、産業団地という感じです。
向い側には、高層アパート群、さらにいくつか大学もあるようです。
その貯水池の中には島が2つ。
Naverマップで衛星写真表示にすると、1つはまん丸でどうみても人口の島。
干潟にはごみが落ちていたり、ベストな環境ではないのですが、両島とも岸から150m以上離れていて、人を含め天敵には近寄りがたい場所なのが鳥さんにはいいんでしょうね。
地図の上側(北側)から2つの島を臨むとこんな感じです。
まずは、ひとつめの丸い島に寄ってみましょう。
白い点が飛び回っています!
白い点の正体は、 実はこんな鳥たちです。
活発な動きを見てみてください。
くちばしから顔まで黒いクロツラヘラサギが多数、セグロカモメ、カワウ、一羽ですがアオサギもいますね。
遠距離なので、静止画はどうしてももったりします。
きれいな絵を撮るには、鳥撮りの人達がもっている大砲みないなレンズ必要ですね😂
この島の右側に視線を移すと、ここにもクロツラヘラサギがわんさか。
島に目を戻すと、枯れ木にはカワウ(민물가마우지)の群れ。
カモも結構いますが、カルガモ(흰뺨검동오리)でしょうか。
セグロカモメ(재갈매기)は幼鳥が多そうです。
最後に、この貯水池にあるもうひとつの島ですが、こちらは緑豊か。
真ん中あたりに寄ってみると、クロツラヘラサギがここにも群れています。
カメラのモニターで観察していると、平たい嘴を水(泥?)に突っ込んで食事している様子も見受けられたので、フィールドスコープがあるともっと楽しめそうです。
(エリアの管理棟で貸し出しもあるらしい)
しばらくクロツラヘラサギはこのあたりにいるようなので、機会があればまた寄ってみたいと思います。