前回に続き、清渓川(チョンゲチョン 청계천)アルキの続きです。
今回は、下図の清渓川博物館からスタートです。
前回最後に、復元された川べりのバラックが出てきましたが、その真後ろ、緑のガラスで覆われた近代的なビルが清渓川博物館です。
この博物館、入場無料で、秋に行った際には、清渓川の歴史を遡るムービーを流していました。各時代の実際の写真と、CGで再現した朝鮮王朝時代の風景を組み合わせ、変遷をCGでつなげてあって、視覚的にわかって面白いです。
(CGも混じってますが、ムービーのキャプチャしたものを並べておきます)
1976年には清渓高速道路が完成。
その後、高速道路の老朽化もあり、高架の撤去工事が行われ清渓川も”復元”されるわけです(2003~2005、たった2年!)。
さて、この辺にはなぜか、マガモが群れています(20羽以上)。
流れに遡って、上流へいくペアも。
少し上流に行くと、かって清渓川の上にあった高架道路の橋桁が3つだけ残されています。これを2年で全部取り払ったんだから、すごいです😮
下の写真の奥に見える古そうな建物は、ドンイル商街アパート(동일상가아파트)といって、半世紀前の建物です。清渓川沿いにも、こういう古い、しかし現役のアパートが点在しています(マチノアルキで教えてもらいました😊)。
この先に、さらに面白い3.1アパートなる上の階を取っ払ってしまった建物があるんですが、川からは見えないので今回は未掲載。マチノさんのブログご参照ください。
川幅が狭くなった向こう岸の岩の上で、小さな影が動いています。
羽に白い紋、これ、ジョウビタキのメスです(通称:ジョビコ)。
今にも雪が降り出しそうな状況での撮影で、あまりシャープな絵ではないですが、地味だけど上品なかわいい小鳥です😍
ジョウビタキと言えば、最近晴れた日に炭川でオスと遭遇しました(通称:ジョビオ)。
こちらは銀色の帽子をかぶり、オレンジでめかしこんでいます。
オスの派手さか、メスのかわいさか、好みが分かれるところかも。
こちらの動画で、初夏の繁殖期のさえずりではない、いわゆる地鳴き(じなき)を聞いてみてください。
路も半ばを過ぎ、川幅が狭くなり水深が浅くなってくると、カモ類は少なくなります。
代わりに、シラサギ類が見られるようになります。
じっと川面を眺めて、魚を探しています。
まずはその名の通り大型のサギ、ダイサギです。
思いっきり、水面を覗き込んでいます。
この辺のシラサギは人に慣れ過ぎています。
大胆にも歩道上にサギがいます!
寄ってみると、脚指が黄色いコサギですね。
次の瞬間、水面へジャンプ!
魚を捕えました。
全長10kmもない清渓川ですが、車道、歩道、鉄橋含め、橋が24個あるそうで、結構個性的な橋もあって面白いです。
川登りも終盤。さらに川幅が狭くなると、出会う鳥の数も減ってきます。
今日の最後は、片足で佇むコサギでした。
清渓川の起点は、こんな風に滝状になってます。
なんでも地下鉄の駅に供給するのと同じ水を流しているそうです。
今回、かなりの人が歩いているのを目にしましたが、ここもコロナ禍の元、手軽に体を動かす場所として、重宝されているようです。