旅鳥のシギたち:東京港野鳥公園その2

渡り鳥という言葉はよく聞くと思いますが、旅鳥(たびどり)という言葉があります。

日本で見られる鳥で一年中見られる鳥は、種類で言えば半分にも満たないそうです。
そんな渡りをする鳥で、日本では繁殖も越冬もせず、いわば中継地として日本に立ち寄る鳥が旅鳥というそうです。

 

前回登場したチュウシャクシギをはじめ、多くのシギやチドリの仲間は旅鳥が多く、春から初夏にかけての今、多くの種類が見られそうです。

ということで、前回の訪問から2週間後、再び東京港野鳥公園を訪れます。

 

園内のMapですが、今日は海に近い前浜干潟観察デッキへ直行です。

 

前回は写真撮り忘れましたが、観察窓はこんな風に設置されてます。

 

正面の窓から覗いてみます....いっぱい鳥がいる😆
スマホで撮った写真ですが、どこにいるかわかります?

答えは、16羽鳥がいます。

黄色:チュウシャクシギ 茶色:キョウジョシギ

天気は曇りでシャープな写真は期待できないですが、シギ達は活発です。
100-400mmズームで広角側で見ると、こんな感じです。

まずは、前回も登場、チュウシャクシギです。

チュウシャクシギ(中杓鷸、중부리도요)

手前のちょっと小ぶりのシギがキョウジョシギです。どんなシギかというと....

キョウジョシギ(京女鷸、꼬까도요)

ずいぶん派手な色合いのシギです。キョウジョシギは和名では「京女鷸」ですね😂
羽の模様を京都の女性の着物に見立てたようです。
栄養がいいのか、かなり丸っこいボディです😄

左側の岩場にいたこちらのキョウジョシギでは、橙色の足がよく目立ちますね。

 

そも近くにペアがいました。右側のメスが全体的に色が薄いです。

 

こっちの浜辺にはキョウジョシギが群れていましたので、動画でその活発な動きをご覧下さい。

 

単独ですが他の種類のシギも訪れています。
小さな潮溜まりの中をじっと見ているこちらのシギ。

そのまま水に入って行きます。

文字通り脚の黄色いキアシシギです。

キアシシギ(黄脚鷸、노랑발도요)

脚の短いキョウジョシギは、こういう風に水に入らず基本は陸上で岩の間を突っついたりして餌探しですが、脚の長いこのキアシシギチュウシャクシギは浅い水の中も歩き回って採食するようです。

 

もう一羽、単独で飛んできたシギがいます。

 

岩の上まで登ったら、しばらくじっと佇んでいました。

イソシギ(磯鷸、깜작도요)

こちらは、イソシギです。
日本国内で移動するのもいるようですが、基本、渡りはしないシギだそうです。
一年留まるこういう鳥は、留鳥(りゅうちょう)と呼ばれます。

 

今回は4種類のシギが登場しましたが。餌の取り方の違いか、くちばしの形がだいぶ異なります。並べてみると。。。

一見、地味な色合いの鳥が多いシギ類ですが、いろんな視点で楽しめそうです。

 

最後は、何回もダイビングして獲物を捕らえようとしていたカワセミです。
(1号観察小屋の対岸で、遠すぎてボケ気味ですが)

カワセミ翡翠、물총새)

 

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