暑くてもシギチは元気に餌探し

ササゴイに注目した東京港野鳥公園の続きです。

 

今回はいわゆるシギチに注目。
”シギチ”は、鳥好きさんの間で、シギとチドリの類を親しみ込めてひとまとめにした呼び方です。

 

前回、最後にお見せした写真です。
ここは、東淡水池の島です。

 

カルガモやサギ類に混じって、左側1/3くらいの所、アオサギの脇に二羽シギがいます。遠すぎてはっきりしませんが、セイタカシギという種類です。

しばらくすると、一羽が島の周りを歩きだし、こちら側へ回ってきます!

 

餌を探しながら、水際沿いを歩いてきました。
赤い長い脚が特徴です。羽の色が黒いセイタカシギのオスですね。

セイタカシギ(丈高鷸、장다리물떼새)

そのままずっと歩いて行くと、小柄な鳥に近づいて行きます。

 

この右側の鳥は、イカルチドリ(ネイチャーセンターの人に教えてもらった)。

セイタカシギイカルチドリ桑鳲千鳥、흰목물떼새)

チドリ類でも、目の周りの黄色いリングが目立つコチドリとは、少し趣が違います。
お互い距離をとってすれ違います。

右上にいるのは、コチドリみたいです。

 

2号観察小屋へ移動します。
ほどなく、コチドリのペアが登場😃

さらに、もう一羽手前にいます。

でも、この子はおでこも黒くないし、全体的に色がうすい。
そう幼鳥です。親子のようです。

コチドリ幼鳥

親鳥と比べて見てください。だいぶ色合いが違います。
それにしてもこの角度で見ると、より黄色のアイリングが際立ってかわいいですね。

コチドリ(小千鳥、꼬마물떼새)

この三羽の動画をしばしお楽しみください。

キャプションにも入れましたが、途中で親鳥が右足を地面に小刻みにトントンしてるのは、振動でびっくりして出てくる虫とかを捕えるためだそうです。
誰かに教わったわけでもないだろうに😲

 

 

続いて、ササゴイのいた岩場でみかけたシギ類です。

まずは黄色い脚が特徴のキアシシギ
群れでいることもあるようですが、この時はロンリーです。

キアシシギ(黄脚鷸、노랑발도요)

蟹を捕えて、邪魔なはさみを取ろうと格闘中です。

 

もう一羽 キアシシギ、と思ったら、脚の色が微妙ですね。
緑色がかかっているような黄色。

イソシギ(磯鷸、깝작도요)

アオアシシギかと思っていたのですが、、、

 

アオアシシギかと思っていたのが、公開後、イソシギだと気付いて修正です😢

 

おなかから羽の付け根へかけて白い部分が入り込んでいるのは、イソシギの特徴。白いアイリングもあります。そして、尾が羽より長い、ということも当てはまります。

 

さすがに脚の色だけでは見分けられないのですが、模様の入り方にも特徴あります。

キアシシギは、首からおなかにかけてギザギザの横縞が入っています。

 

次の2枚の写真で、脚の色の違い、キアシシギの横縞、イソシギのおなかから翼の付け根部分が白いのがよくわかります。

キアシシギ & イソシギ

イソシギは5月にも見かけたのですが、冬羽のイソシギは羽の色合いも、体型もずいぶん今と異なっています。

イソシギ 冬羽

まだまだ初心者😓 シギチの見分けは特に難しいです。


最後は、チョウの写真を一枚。

この野鳥公園は、各種トンボをはじめ、昆虫も多いのですが、カナブンに混じって樹液を吸っている蝶たちを見かけました。
アカボシゴマダラ、というゴマダラチョウの一種です。

暑い夏の一日でした。

 

 

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