海辺の鳥を探して:東京港野鳥公園

日本にも「野鳥公園」と名のつくところがあります。

その中でも、1月末の帰国前から気になっていたのが「東京港野鳥公園」です。コロナの再拡大で閉園していたのですが、4月下旬に再開。GWに初めて訪れてみました。

という訳で、今日はマチアルキの要素はゼロの鳥尽くし(!?)です。

 

東京都大田区の海辺に位置し、お台場の西隣ですね。
JRの大森駅からバスに乗って20分くらい。バス停降りると、ちゃんとサインがありますね。

車で通りかかっていきなり入る人もいないと思いますが、道路沿いの看板は大きい😅

入園料(¥300)を払って、もらったパンフを開きます。なかなか広い。

左側(西)の池を中心とした淡水エリアと、右側(東)の潮の満ち引きがある干潟を中心としたエリアに分かれているようです。

 

さすが野鳥公園というだけあって、大小4カ所、観察小屋が設けられています。
次の写真は小ぶりな西の淡水エリアの4号観察小屋ですが、中にはのぞき窓があって、鳥さんに気づかれないように観察できます。

しかし、この日は淡水エリアの鳥がほぼいない。東のエリアで浜辺の鳥を見ていきます。まずは干潟エリアの北側、2号観察小屋から覗いてみます。

 

先月は渡りを控えた鴨が多くいたようですが、この日はそれほどでもないです。潮が引く時間だったので、泳いでいるカモより、浅瀬で脚で立って休憩しているのが多いですね。スズガモとホシハジロが主なようです。

スズガモもホシハジロも ほぼ初見です😄

スズガモ(オス)は、背中が白黒の模様になっていて、頭部が濃い緑色です。
ちょっと見、よく似たキンクロハジロは背中がほぼ真っ黒で、頭部が紫っぽい。
でも、頭部は両方とも光の加減で黒っぽく見えます。

スズガモ(鈴鴨、)

以前、三渓園で見たキンクロハジロがこちらです。区別するには、冠羽(頭の飾り羽)の有無と、くちばちの先が黒いのがわかりやすい特徴でしょうか。

キンクロハジロ(金黒羽白、댕기횐죽지) 2022.2三渓園にて

 

こちらのスズガモはペアです。

メスのスズガモは、口元が白いのが特徴といいますが、正直一緒にいないとわからないです😅

スズガモのペア

一方のホシハジロ(オス)は、頭部が茶色で、眼が赤色をしています。

ホシハジロ(星羽白、횐죽지)

拡大すると、なんとかわかりますが、フィールドでは双眼鏡使っても厳しい😆

 

 

柏尾川を占領していたオオバンも、この季節は激減。今日は一羽のみ見かけました。

オオバン(大鷭、물닭

 

少し離れた深みで潜水を繰り返していた小柄な鳥はカイツブリです。

カイツブリ(鳰、논병아리)

夏羽ではくちばしも黒くなり、羽毛もだいぶ色合いが濃くなってます。
以前韓国で冬に撮った写真と比べてみます。

夏羽のカイツブリ

冬羽のカイツブリ(2021.11韓国にて)

子育てでは浮巣を作り、子供を背に乗せて泳ぐ姿も見られるようなので、探してみたいですね。

 

さてさて、カモが休んでいる手前の干潟で忙しく歩き回り、餌を探している鳥たちもいます。

最初に飛んできたのは大きく下方に反った長いくちばし、チュウシャクシギのようです。観察小屋の位置からは逆光気味ですが、なんとか顔も捉えられました。

チュウシャクシギ(中杓鷸、쇠부리도요)

チピチピ鳴いてせわしく動き回るのは、おなじみハクセキレイですね。

ハクセキレイ(白鶺鴒、백할미새

ゆったりと脚を運びながら、小魚を探している褐色のサギは、頭の飾り羽も肩の黒い部分もまだない若いアオサギです。

アオサギ幼鳥(蒼鷺、왜가리)

以前撮ったものですが、成鳥の姿はこんな感じです。

アオサギ成鳥(왜가리)

気が付くと、顔立ちが派手な鳥がたすたと観察小屋の方へ歩いてきます。

コチドリ(小千鳥、꼬마물떼새)

黄色いアイリングが特徴の小さいチドリ、コチドリです。今日はこの一羽だけでした。出会えてよかったです。




2号観察小屋から、もう少し海に近い公園の南端の”前浜干潟観察デッキ”へ移動します。ここでも、のぞき窓のある板塀の裏から観察できます。

カワウ(川鵜、민물가마우지

カワウが羽を干しているのを見ていたら、ここでもあちこちにチュウシャクシギがいるのに気づきました。

岩の間にくちばしを突っ込み、食事の真っ最中。

何かニョロっとしたものを捕まえた左のチュウシャクシギ

蟹を捕えたチュウシャクシギ

蟹を食べるところを動画でも撮ってみましたが、あっという間に呑み込んでいますね。

 

写真に捉えられませんでしたが、水辺ではカワセミ、歩道脇の森の中ではキビタキの姿も見かけました。この季節は、様々なシギも飛来するようなので、また時間を作って訪れてみようと思います。

 

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横濱三塔(後編)、3つを同時に見るには...

前回、横浜県庁舎とその屋上の塔キング、横浜市開港記念館ジャック、横浜税関クイーンを巡ってみましたが、「この3つの塔が同時に見える場所をまわると願いが叶う」、という観光キャンペーンのような都市伝説があるそうです。

県庁の屋上でも、ぐるっと360度回れば3つの塔が見えます(前回の動画)。

 

県庁舎の屋上から、海の方向をパチパチ撮ってつなげた写真が以下ですが、海側から三塔を臨むには、手前の白い建物が邪魔そうですね。

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まだ高い建物が他になかった時代の海側からの写真を載せているサイトがありました(城島明彦(作家)の『ちょっとあぶない雑記帳』)。
このサイトでは、3つの塔が同時に見える場所を含め、三塔に関して詳しい記述もありますので、興味のある方はお読みください。

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出典:城島明彦(作家)の『ちょっとあぶない雑記帳』より 
”三陽物産の山本博士社長提供「1950年代の三塔の見える光景」”

さて、ある程度高さのある場所から、ということで、

 1)山下臨港線プロムナード
 2)横浜大さん橋国際客船ターミナルの屋上
から、現在ではどのように見えるかトライです。

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1)山下臨港線プロムナード

 この橋梁はかっての貨物専用路線で、2000年頃までは山下公園部分も高架が残っていましたが、現在は山下公園手前の部分までが残され、遊歩道として整備されています。

この山下臨港線プロムナードで、ジャックが他の建物の陰にならない場所を探して、撮った写真がこれです😅

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う~ん、キングも最上部だけが見えて、一応見えるけど、って感じですね。

 

続いて、大さん橋国際客船ターミナルへ向かいます。
正式表記は「大桟橋」ではなく、ひらがな表記の「大さん橋」、読み方は(おおさんばし)です。

 

2)大さん橋国際客船ターミナルの屋上
 目的地は矢印のあたりの屋根の上です。

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大さん橋国際客船ターミナル

建物の両翼から屋上へのアプローチ(歩道)があります。左側から登ります。
この日は、飛鳥Ⅱが停泊していました。

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禁煙のマークが。そうです、この屋根の表面は木が敷き詰められています。

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ずいぶん複雑な造形ですね😯

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上に登り切っても、屋上には水平な部分はなさそうです。
この屋上、「くじらのせなか」という名前がついているそうですが、大きさ的にはともかく、模様はどちらかというと鯨のお腹に近いように感じてしまう。

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何はともあれ、当初の目的、横浜三塔が3つとも見える場所を探します。

屋上の西の端から、望遠レンズで撮ったのがこの一枚(昼過ぎで逆光ですが🙁)。

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やっぱり、前の白い建物が邪魔ですが、山下臨港線プロムナードからに比べると、キングの全景が見え、ジャックもなんとか塔部分は見えています。

先の1950年代の写真と、アングル的には近そうですね。
比べてみると、あらためていかに多くのビルが建ったかわかります。

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出典:城島明彦(作家)の『ちょっとあぶない雑記帳』より

そんな都市開発の中でも、こういった歴史的建造物は残し、かつ現役の建物として活用している横浜市もすごいです。

 

 

さて今日の最後、すぐ隣の山下公園へ向かいます。

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公園へ入ると、数羽のトビが空を舞っています。
ピーヒョロロ、と馴染みのある声が聞こえています。

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平日でも結構人がいる公園ですが、かなり低空まで降りて来ます。
公園には、ハトとスズメくらいしかいないのですが何を狙っているのでしょうか。

 

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トビ(鳶、솔개)

羽の両端に近い部分にある白斑が特徴的ですね。

やっぱり、まだまだ上空を飛ぶ鳥をカメラで追いかけるのは難しいですね😓

 

一羽が海面をなめるように飛んで、何かをキャッチしました(連続写真で)。

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3枚目の写真を拡大してみます。

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何を食べているかわからないですが、よく見かけるトビであってもやはり大型の猛禽類は迫力ありますね。

 

横浜三塔を中心に巡ったマチアルキはここまでです。

 

 

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横濱三塔を巡る(前編)

突然ですが、神奈川県の県庁のお話です。

神奈川県の県庁は、横浜の港にほど近いエリアにありますが、なんと県庁舎が1928(昭和3年)建築の建物ですが、県議会も行われる現役です。

この神奈川県庁 本庁舎は、その屋上に特徴的な塔を頂いています。横浜に詳しい方ならご存じの『横濱三塔』のひとつ、愛称キングです。

前編・後編でお送りする横浜のマチアルキ、この神奈川県庁からスタートです(鳥は少しだけ😓)。

 

県庁舎なので、中に入れるのは平日のみ。
四月の初め、春というには20℃を越える晴天です。

横浜からみなとみらい線に乗って、「日本大通り」で下車です。
まずは正面に回ってみます。

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神奈川県庁

塔(キング)の部分を拡大すると、先端に五重塔のてっぺんにあるような飾りが見えます。1930年代の帝冠(ていかん)様式という和洋折衷の建築様式だそうです。

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キング(帝冠様式

入口の右手には旧字体で「神奈川県庁」の表記、見上げる軒下も凝った作りです。

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エントランスも風格あります。

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天蓋(キャノピー)下の電灯ですら、只者でないですね。

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入口に入ると、各言語でのパンフレットが置いてあります。
が、「日本語のパンフレットは配布終了しました。」の表記🙄。テプラで打ってあるので、一時的な品切れではなさそう。コロナ前のインバウンド狙いでしょうか。

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入口ホールでは階段をはさみ、エレベータが2基。

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左に検温機があるのはこのご時世ですが、エレベータ小っちゃい😮

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左のエレベータの階数表示は8階まで、右は5階まで。

掲示されたパネルを見ると、7階、8階はキング内部なのですが、係員以外立入禁止でエレベータの [7]、[8]はカバーがされて押せないようなっています。

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仕方がないので6階(屋上階)へ。
塔へ上る階段もありますが、ここもロープが張られて進入禁止。

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屋上に出ます。

広い😲

キングもそびえ立っています。

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『横濱三塔』の、他二塔もすぐ近くなので、この屋上からよく見えます。ここがキングなので、残りは当然ジャッククイーンです。それぞれの築年は以下です。

 ジャック:1917(大正3年)横浜市開港記念会館
 クイーン:1934(昭和9年)横浜税関
 キング:1928(昭和3年)神奈川県庁 本庁舎

 

屋上から、周囲をぐるーっと撮った動画を見てください。

 

個人的には、時計塔があるジャックが一番好きです。

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横浜市開港記念会館(県庁屋上から)

ここは市民への貸出スペースがあり、また黒船来航をモチーフにしたステンドグラスもあり、楽しみにしていたのですが、令和3年12月から令和6年3月まで保全改修工事のため入場不可! 令和6年(2024)にまた来てみましょう。

建物左手の地上から見上げると、また違った姿を見せます。

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ほぼ同じアングルで建築後間もない昭和5年(92年前)の写真では、ドームがないですね。あたりまえですが、周囲に高いビルはないです。

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いき出版「写真が語る横浜130年」より 横浜市開港記念会館 昭和5年頃撮影

 

最後のクイーン、横浜税関も同じ写真集にあったので、こちらも同じように見える場所を探して一枚。

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横浜税関 2022/4

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いき出版「写真が語る横浜130年」より 横浜税関 昭和10年頃撮影

 

これら3つの塔を一望するためには、海側へ行かねばなりません。

 

その道すがら、ビルの屋上のアンテナに大型の鳥がとまりました。

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思いっきり逆光なので、露出を+側にしてトリミング。
トビ(トンビ)ですね。羽色が薄いので幼鳥でしょうか。

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トビ(鳶、솔개)


横浜三塔 前編はここまでです。

 

 

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横浜自然観察の森でウグイスを探す

暦も四月になり、関東では桜が満開を迎えています。

前回、舞岡公園へ行きましたが、今回はさらに南、横浜で最もまとまった緑地を残している円海山(えんかいざん)周辺の森へ向かいます。

このエリアは、いくつかの公園や○○の森に分かれています。今回は「横浜自然観察の森」(HPをリンク)へ行って来ました。実は、ここの管理は、日本野鳥の会 が行っているということで、それだけで期待大です😁

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例によって、園内の地図に歩いたコースを重ねてみます。

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特に桜の名所、というわけでもないのですが、きれいに咲いていますね。

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向かいの山々もほんのりピンクになっています😃

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もう満開ですね。

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梢の高いところでは、シジュウカラヤマガラが、蜜なのか花びらなのか、しきりについばんでいます。一方のコゲラは、木をコンコンと虫探しのようですね。

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シジュウカラ四十雀)   ヤマガラ(山雀)  コゲラ(小啄木鳥)

草原状になっているエリアで、スズメのような色合いの鳥発見。一回り大きい。

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あっ、ジャンプ😲

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ホオジロですね。
名前通り、ほっぺが白いです。結構かわいい😃

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ホオジロ(頬白、멧새)

草原を抜け、レンジャーが常駐している「自然観察センター」のすぐそばまで来たところで、道の両側でヅィーヅィーという大音量で鳴きかわす声。でも、なかなか姿を見せません。

ようやく捉えた姿は...外来種のガビチョウです。
眼の周りは、ペンキで描いたような不思議な模様です。中国南部や東南アジアからペットとして持ち込まれたそうです。

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ガビチョウ(画眉鳥)

 

さて、森の中に入って行くと、春ですね。
ウグイスのさえずりがあちらこちらから聞こえます。声を聴いてみてください。

ここのウグイスたちは、まだ鳴き方を練習しているような感じですね。

 

今回も、ウグイスは、なかなか姿を現してくれません。
近場の藪で鳴いたので、数分間じっとしていると、ごそごそと薄緑の小鳥が出てきました。

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もしかして君が....

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眼の上に白班、黒っぽい過眼線(眼をまたいだ模様)もあります。
そうです、やっと会えました😂 ウグイスです。

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ウグイス(鶯、휘파람새)

ちまたでは、鳴き声のわりに地味な鳥、と言われていますが、なかなかの可愛さ😍
私的には、かわいい鳥Top3にランクインです。

二時間くらいの滞在でしたが、春を満喫できた横浜自然観察の森でした。

 

 

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初春の横浜・舞岡公園で小鳥を探して

すっかり春めいて来て、最高気温が15℃という日も出てきた三月半ば。

「神奈川の鳥撮影スポット」で、ググってみたら出てきた中で、横浜市内の舞岡公園へ行って来ました。横浜とはいえ戸塚区の南端にあります。

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ホームページで見ると、里山の環境を再現するように体験用の田んぼがあったりして、広さはなんと30ha。今回歩き回った部分(オレンジ色で表示)は、その半分にも満たないエリアですが、様々な鳥たちと出会える楽しい公園でした。

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舞浜公園Map

駐車場の周りの桜もつぼみが膨らんでいます。手前の白い花はモクレンです。

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その近くで、体をいっぱいに伸ばして、蜜か花びらか、忙しくついばんでいたのはヒヨドリです。

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ヒヨドリ(鵯、직박구리)

まずは田んぼのエリアを目指します。
田んぼは種蒔き前の耕した状態です。

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周りの樹々から、ウグイスのよく通る声が響いてきますが、姿を見ることはできませんでした。声だけですが、楽しんでください。(ウグイスの絵は、SUNTORYの日本の鳥百科より)。

 

畦道(あぜみち)沿いに歩いて行くと、脇から飛び出してきた小鳥が木製の番号札にとまりました。

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ジョウビタキのメスです😍

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ジョウビタキ♀(尉鶲、딱새)

韓国で真冬に見た個体に比べると、下半身のオレンジ色も鮮やかなようです!

180度くるっと回って、こちらを向いてとまり直しました。

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うーん、真正面から見られてますね😅

 

そばの藪から顔を覗かせたのは、アオジのオスです。
アオジホオジロ系の鳥)の仲間をちゃんと見るのは初めてなので、調べてみます😅

目先から嘴の付け根が黒くて、背面が褐色、腹部が黄色を帯びて淡い縦じまがある、ということで判断。

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アオジ♂(青鵐、촉새)

頭部から頬の部分の色を緑灰色(りょくかいしょく)と表現するそうで、それがアオジという名の由来だそうです。和名では”青”を使いますが、もともとは”蒼い(くすんだ青緑色)”かもしれませんね。

 

少し離れたところで、畦道へ飛び出してきた鳥がいます。
餌探しに夢中なこちらの鳥もアオジっぽい。

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シベリアアオジ(?)

ですが...目先の黒色は薄く、お腹の黄色も薄い。クロジのメスの場合、下半身上部が茶色いそうですが、そうでもないし...シベリアアオジかな?

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いつもの図鑑「韓国の鳥類」を見ても、なかなか同定は難しいですね。

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さて、少し先へ行くと「きざはし池(地図では真ん中くらい)」、と言っても湿地ですが、の柵の前で、大きなレンズを持った人が何かを狙っています。

よーく見ると、あっちこっちで小さな動く影が。
400mm望遠(APS-C換算で600mm)では、ピント合わせが難しかったですが、並べていきます(すべてトリミング)。

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アオジシジュウカラ

斜面の樹上からこちらを見てる子はヤマガラです。

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隣の樹へ飛び移りました。

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ヤマガラ(山雀、곤줄박이)

樹の上の方にとまっているくちばしが頑丈そうなこの子はシメです。
群れでいることが多いそうですが、初めて見たシメはロンリーでした。

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シメ(鳹、콩새)

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新芽の生える地上で首を長くしての餌探しに忙しいのもアオジのオスですね。

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さらに遠いところですが、暗いところでガサゴソやっています。ツグミです。
どこにいるか、分かりますか(答:画面真ん中より少し右寄り)。

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ツグミ(鶫、개똥지빠귀)

図鑑と見比べてみてください。

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さて、湿地のそばを離れ、林の中の道を歩きます。
「ギャー、ギャー」という声が聞こえます。コゲラがいるようです。

耳を澄ますと、かすかにコツ、コツという木をつつく音が聞こえます。
いました!桜のつぼみが被ってますが、韓国で見たよりかなり小さい。スズメより小さいくらいです。まだ子供でしょうか。

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コゲラ(小啄木鳥、쇠딱다구리)

ほぼ真上に向けて手撮りなので揺れていますが、餌を探し回って動き回る姿を動画でもお楽しみください。

 

キジバトムクドリもいましたが、今回きれいに撮れなくて残念だったのはガビチョウ。
外来種ですが、目の周りの模様は独特ですね(図鑑「韓国の野鳥」には掲載されていないので、韓国にはいないのでしょうね)。絵は、「ブルーガイド日本の野鳥」から。

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(ぼけてますが)ガビチョウ(画眉鳥)

3時間にも満たない滞在でしたが、なかなか実り多い時間でした。
新緑で覆われて鳥が見つけ難くなる前に、今度は明るい双眼鏡持参でここへ来てみましょう。楽しめそうです。

 

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不忍池で群れる都鳥

都鳥、と言っても、今回はミヤコドリは登場しません。

日本の野鳥には、ミヤコドリという名前の鳥がちゃんといるのですが、今回の主役は和歌の中で歌われた都鳥(みやこどり)のこと。こちらは、ユリカモメを指すというのが通説のようです。

(ミヤコドリが気になる方は、SUNTORYの鳥のサイトで確認してみてください)

 

初春の気候になった二月末、所要で後楽園の近くへ出かけました。

地図で見たら、ほど近いところに不忍池(しのばずのいけ)がある。バードウォッチングを韓国で始め、まだ一年経たない私。東京の池にはどんな水鳥がいるのだろう、と行ってみることにしました。今回はカバンに入る望遠コンデジがお供です。

後楽園駅から歩いて10分くらいで、東京大学本郷キャンパスの北側の道に入ります。この辺は文京区ですね。「言問通り(ことといどおり)」という表記。

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「言問い通り」という名称は、この道を東へ下ると行きつく台東区浅草の「言問橋(ことといばし)」にちなむようで、平安時代歌人在原業平(ありわらのなりひら)が、この地で京の恋人を偲(しの)んで詠んだ歌に由来するそうです。

『名にしおはば いざ言問わん都鳥 わが思う人はありやなしやと』

ハイ、この歌に都鳥が登場します😀

 

さて、不忍池へは言問通りから東大キャンパス沿いに右手へ折れます。この路の名前は「暗闇坂」。由来は...(省略)

そのまま下っていくと、不忍池の直前にある東大の門が「池之端門(いけのはたもん)」、まさに池の傍です。

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東大・池之端

この辺りには大きな邸宅が散見されます。

この家は、コンクリート打ち放しに瓦屋根が載って、不思議な感じです。

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こちらは、多角形をベースにしたモダンなデザインとでもいいましょうか。

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ようやく、池の前に到着です、
地図では、不忍池が上野公園の端っこにあるのがわかります。
不忍池そのものは左奥にある池、右奥は蓮池、手前はボート池、という呼び名のようです。

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ボート池に近づくと、遊歩道で餌をもった親子がカモメにたかられて、えらいことになっています。実はこの鳥が歌に出てきた都鳥、ユリカモメです。

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そう言えば、新橋からお台場の方を走っている『新交通ゆりかもめ』という電車もありますね。こちらも「都民の鳥」ユリカモメにちなんだネーミングだそうです。

二羽がおとなしく止まってます。
いつもの図鑑を見ると、羽にまだ茶色っぽい部分が残る手前が幼鳥。そして奥が成鳥のようですね。図鑑ではわかり難いですが、嘴と脚は成鳥の方が赤味が強いようです。

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ユリカモメ(百合鷗、붉은부리갈매기)

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とにかく、いっぱいいます。

鈴なりです。みんな成鳥。みんな池の方向向いて整列。

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こちらの鈴なりは、右端の一羽以外はみんな幼鳥のようです。
あっちこっち向いてます😂

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さて、水面に目を移すと、ここにも奴らがいました!
横浜三渓園で、池を占領していたキンクロハジロです。本当に、勢力拡大中なのですね。

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キンクロハジロ(金黒羽白、댕기흰죽지)

数は少ないながらも、オオバンやユリカモメも混じって浮いています。

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でも他の種類のカモは見当たりません。奥の蓮池へ移動します。

弁天堂を正面にして、そこへ渡る橋の傍に鮮やかな色のカモ発見。

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くちばしが幅広い😐 その名もハシビロガモです。

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ハシビロガモ(嘴広鴨、넓적부리)♂

メスもいました。こちらの嘴も幅広い。
コガモと同じで、次列風切羽が緑色のようですね。

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ハシビロガモ ♀

さらに枯れたハスの茎の向こうからも、見慣れぬカモが近づいてきます。

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尾羽がピンと長い😐 こちらはオナガガモです。

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オナガガモ(尾長鴨、고방오리)

 

池に沿って歩いていると。騒がしい鳥の声がします。
ベンチに座ったおじさんが、鳥たちに餌をあげています。

ユリカモメと並んで多いのは、この小柄で嘴と脚がオレンジ色の鳥。ムクドリですね。

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ムクドリ(椋鳥、찌르레기)

この鳥も 鳥見を始めてからは、初のお目見えです。

いっぱいいます😓

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陸の上ですが、カルガモオナガガモ(ペア)も混じって投げられた餌を追いかけていました。

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オナガガモのペア

ひとしきり写真も撮って、ちょっと気を抜いていたら、スズメが目の前に出現。頭がはみ出していますが、スズメもこう見ると、なかなかきれいな模様ですね。
最近、日本ではスズメが減っているそうで、確かにあまり見かけない気がもします。

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スズメ(雀、참새)

帰りがけに電線の上から見送ってくれたのは、ユリカモメ。
この角度で見ると、あらためてきれいな鳥だと思います。

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出口の近くで、2本だけ植えられた河津桜(かわづさくら)が花をつけていました。

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河津桜カワヅザクラ

 

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川ベりに集う小鳥たち(横浜・柏尾川)

横浜の南にある柏尾川(かしおがわ)を訪ねての後編、今回は岸辺に集う小鳥たちを中心に見ていきます(前編はこちら ↓ )。


鳥の話の前に少し寄り道を。

柏尾川の中間点くらいに、東海道線の大船という駅があります。
東京方面から電車で下ってくると、右側に見えるのですが、駅の近くの山の上に、大船観音がドーンと鎮座してます。
実は上半身だけの観音様です。お寺のホームページによると、昭和4年着工、戦争を経て、30年後の昭和35年落慶式が行われたそうです。

観音様の中にも入れるようなので、一度登ってみようと思っています。

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さて、前回もお見せした写真ですが、柏尾川は両側が護岸で切り立っているので、探鳥は右側上の歩道から対岸、あるいは足元を見下ろします。

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カモ類が豊富なこの川、以前からカワセミが見られることでも知られていました。
最近の事情は知らないので、カワセミと出会える期待半分で鳥を探します。

 

まずは、歩道の先で、ぴょんぴょん飛び跳ねている鳥。
公園などでもよく見かけるハクセキレイですね。

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対岸のコンクリートのへりにも止まっています。
動画で鳴き声も聞いてみてください。

足元(といっても数メートル下)に飛んできました。

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ハクセキレイ(白鶺鴒、백할미새)

常に動き回って場所を変えます。

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少しコンクリートの陰になっていますが、羽を拡げるとこんな感じ。

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またハクセキレイ? と思ったら、こちらの鳥は黄色味がかっています。
キセキレイですね😃

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キセキレイ(黄鶺鴒、노랑할미새)

後姿はこんな感じ。

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緩やかに川が曲がったところには砂が堆積して、せまいながらも草地になっています。
そこに動き回る緑色の影🙄

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砂地に出てきました。メジロです。

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メジロ(目白・繍眼児、동뱍새)

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真上から見ると、緑一色ですね😑

 

鳥を探しながらしばし歩いていると、視界の隅を青い影が横切りました。
対岸の藪の中へ。わかります?

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拡大してみると

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カワセミ翡翠、물총새)

いました!カワセミです(下嘴も黒いのでオスですね)😊

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カワセミ(「韓国の鳥類」から)

調べてみると、カワセミの寿命は長いもので7年、平均は2年くらいだそうです。
以前見た個体から代替わりしているのかもしれませんが、命をつないでいるようです。

 

下方に視線を向けた、と思ったら、次の瞬間ダイビング!
背中が本当に鮮やかな青ですね🙂

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数メートル離れたところに川面から戻ってきましたが、狩は失敗だったようですね。

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カワセミにも会えたので、引き揚げようとしたら、プラスチックの破片の陰に見慣れない鳥がいます。

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よーいしょっと....水の中へ。

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シギの仲間のようですが、横顔の特徴と黄色い脚から、キアシシギと推定。
シギ類やチドリ類は、見慣れていないので自信ないですが......😓

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キアシシギ(黄脚鷸、노랑발도요)

ぐーっと、首を伸ばしたら、実は頭の形はまん丸だったのですね😁

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シジュウカラの姿も見かけましたが、人工的に整備された河岸でも、鳥たちはたくましく生きていて、力をもらった気分です。

二回にわたる柏尾川編、お付き合いいただきありがとうございました。

 

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