柏尾川で、愛を語らうカワセミたち

今回は、横浜市から鎌倉市へ流れる柏尾川で探鳥です。

このブログでは、ほぼ2年前にとりあげていますが、前回と同じく川べりの遊歩道を上流に向かって歩きます。

上流に向かって探鳥です(右手が大船駅

大船駅から歩きだしてほどなく、コガモのオスが一羽泳いでいます。この季節、カモ類は、ほぼほぼカップルになっているのですが、この子はロンリーですね。

コガモ(小鴨、쇠오리)

切り立った擁壁に器用にとまって餌探し中のメジロ、川面をじっと見ているアオサギたちを眺めながら歩いていると、足元からかカワセミの声が聞こえてきます。

メジロ(目白)

アオサギ(青鷺、왜가리)

 

柵や葦が被(かぶ)っていますが、そっと覗き込むと2羽寄り添っています!
下側のくちばしがオレンジ色の右側がメスです。

カワセミ翡翠)のペア

鳴き交わす様子を動画で見てください。

この後、片方が鳴くと、もう片方が違う方向を見る、をしばらく繰り返していたのですが、、、

 


突然お互いで、くちばしの挟みあいを始めました!

愛情表現なのでしょうか。
一羽が対岸に飛んでいきましたが、そのあとも鳴き交わしていました。こういうこと繰り返しながら、仲良くなって繁殖に向かうのでしょうね。

 

ところで、この挟みあっているときの眼が少し変(なんかグロイ)のに気づきましたか? 実は多くの鳥には、哺乳類のような上下のまぶたの他に、眼を保護する「瞬膜」という半透明の別のまぶたがあって、横からスライドして閉じるそうです。

オスの瞬膜が閉じています

相手のくちばしが近くに来たので、反射的に瞬膜が閉じたのでしょうね。
確認したことはないですが、カワセミが水に飛び込んで狩りをするときも、瞬膜が閉じているそうです(半透明なので水中眼鏡?)。

 

 

さらに上流に向かうと、浅くなるエリアでカモさんたちが仲良く採餌中です。

彼らの仲睦まじい姿は次回で紹介しますが、ここではちょっと珍しい鳥を見かけたので、最後に紹介したいと思います。

 

護岸された川にも、浅瀬には泥が堆積して小さな洲ができているのですが、そこの芦原から何かに驚いて飛び出した鳥が一羽いました。

見慣れない鳥ですが、調べてみたところ、クイナの幼鳥のようです。

クイナ(水鶏)の幼鳥

 

この鳥ですが、何か泳いでいるバランスがおかしくないですか。前につんのめるような体勢で、お尻の部分を上に突き出しています。

クイナの成鳥は、以前舞岡公園で見かけましたが、湿地や芦原を歩き回って生活しており、あまり水に入らないようです。でも一応泳げるんですね。あまり得意ではなさそうですが🤣


次回は、柏尾川でのカモさんの紹介と、ちょっと面白い広角レンズを試してみたので、紹介することにします。

 

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