舞岡公園 アシ原の小鳥たち

横浜、舞岡公園の後編は、アシ原で活発に動き回る鳥さんたちに注目です。

 

(前編はこちら)


朝九時過ぎですが、ようやく陽の光が差し始めた芦(あし)の原っぱは、まだ霜が降りて、水溜まりは凍っています。

芦原を見下ろすように、土手になっている部分には柵が設けられ、その一角に、カメラを手にしたバーダーさんたちが数人集まっています。
「クイナ」という言葉が聞こえてきます。

 

 クイナ!? 

 

「クイナ」の仲間なら、このブログにも何度も登場したオオバンがいます。

オオバンは、クイナ科の中では最大(40cmくらい)で、しかも人に慣れているのか、結構近くで観察できます。

オオバン(大鷭、물닭):2022年柏尾川にて

一方、「クイナ」をはじめ、そのほかのクイナ科の鳥は警戒心が強く、なかなかお目

にかかったことがないので、ちょっとドキドキです。

いつもの図鑑から、クイナやヒクイナはこんな感じです。



人混みが去ったので、しばしボーッっと見ていると、突然それは現れました!

クイナ!?

クイナ(水鶏、흰눈썹뜸부기)

体上部に黒い縦班模様があります。
くちばしも繁殖期カラーの赤色です。クイナですね。

凍った水溜まりの上を疾走!

一連の動きを、つなげてみると...(ちょっと小さいですが)

(連写した写真を合成)

脚を氷に取られそうになりながら走ったかというと、食事のようです。

水溜まりの反対側に餌!?

なかなか凛々しい顔です

さっと、戻って行きます

さようなら

クイナが消えた後、芦の上の方に一羽の鳥。

アシの上に、見慣れた鳥が。。。

そう、お腹が白い冬鳥、シロハラです。
ここにも木の実があるので、シロハラには大事な食堂ですね。

文字通り、真っ白なお腹です

30分くらい経って陽が射してくると、シロハラも活発になります。

シロハラ(白腹、흰배지빠귀)

「こっちの実の方が美味しい」

(モグモグ) ・・・口の中は黄色

 

クイナが現れた場所から10mくらい離れたところへカメラを向ける別のバーダーさんたちがいます。タシギがいるそうです。

あれかな? 見ているのは。

逆光のせいで、保護色効果が弱めですが。。。

アップにすると

(氷が解けるまで、一休み)

ときどき首を回しますが、30分以上一歩も動かず。
まあ、たしかに凍ってたら、自慢のくちばしも役立たずですね。

 

首を回したら特徴的な姿になります。。。くちばし、長いですね~

この鳥は群れていることも多いようですが、今日はおひとり様。

タシギ(田鷸、꺅도요)

海辺のシギ類も見分けにくいですが、正直タシギの仲間はお手上げです。

タシギに似ている4、5種の鳥は、尾羽の数が見分ける決め手だそうです😱
幸いこの辺で見られる”タシギの仲間” は、主にタシギだそうです。

 

ここ舞岡公園は、同じくシギの仲間、ヤマシギが冬に見られることで有名です。

タシギの方も体が丸っこくて、意外とかわいいかも。

 

さてさて、陽の光で地面も暖まってきた10時過ぎ。

動き出しました。

せわしなく動き回りながら、地面にくちばしを刺して、みみずでも探しているのでしょうか。

長いくちばしは、地面に突き刺すために

食べ物がありそうなのは。。。

ここもとりあえず一突き

おっ、こっちにもありそう

 

今日は、とりあえず十分堪能しましたね、そろそろ引き上げましょう。

帰り際に、枝の上から見つめていたモズ。メスかな?

モズ(百舌鳥、때까치)

この子も見るとホッとします。
逆光気味ですが、木を突つくコゲラちゃんです。

コゲラ(啄木鳥、쇠막다구리)

寒さは続きますが、冬は鳥見のベストシーズン。
次は、どこへ行こうかな。

 

 

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