横浜、舞岡公園の後編は、アシ原で活発に動き回る鳥さんたちに注目です。
(前編はこちら)
朝九時過ぎですが、ようやく陽の光が差し始めた芦(あし)の原っぱは、まだ霜が降りて、水溜まりは凍っています。
芦原を見下ろすように、土手になっている部分には柵が設けられ、その一角に、カメラを手にしたバーダーさんたちが数人集まっています。
「クイナ」という言葉が聞こえてきます。
クイナ!?
「クイナ」の仲間なら、このブログにも何度も登場したオオバンがいます。
オオバンは、クイナ科の中では最大(40cmくらい)で、しかも人に慣れているのか、結構近くで観察できます。
一方、「クイナ」をはじめ、そのほかのクイナ科の鳥は警戒心が強く、なかなかお目
にかかったことがないので、ちょっとドキドキです。
いつもの図鑑から、クイナやヒクイナはこんな感じです。
人混みが去ったので、しばしボーッっと見ていると、突然それは現れました!
体上部に黒い縦班模様があります。
くちばしも繁殖期カラーの赤色です。クイナですね。
一連の動きを、つなげてみると...(ちょっと小さいですが)
脚を氷に取られそうになりながら走ったかというと、食事のようです。
クイナが消えた後、芦の上の方に一羽の鳥。
そう、お腹が白い冬鳥、シロハラです。
ここにも木の実があるので、シロハラには大事な食堂ですね。
30分くらい経って陽が射してくると、シロハラも活発になります。
クイナが現れた場所から10mくらい離れたところへカメラを向ける別のバーダーさんたちがいます。タシギがいるそうです。
あれかな? 見ているのは。
アップにすると
ときどき首を回しますが、30分以上一歩も動かず。
まあ、たしかに凍ってたら、自慢のくちばしも役立たずですね。
首を回したら特徴的な姿になります。。。くちばし、長いですね~
この鳥は群れていることも多いようですが、今日はおひとり様。
海辺のシギ類も見分けにくいですが、正直タシギの仲間はお手上げです。
タシギに似ている4、5種の鳥は、尾羽の数が見分ける決め手だそうです😱
幸いこの辺で見られる”タシギの仲間” は、主にタシギだそうです。
ここ舞岡公園は、同じくシギの仲間、ヤマシギが冬に見られることで有名です。
タシギの方も体が丸っこくて、意外とかわいいかも。
さてさて、陽の光で地面も暖まってきた10時過ぎ。
動き出しました。
せわしなく動き回りながら、地面にくちばしを刺して、みみずでも探しているのでしょうか。
今日は、とりあえず十分堪能しましたね、そろそろ引き上げましょう。
帰り際に、枝の上から見つめていたモズ。メスかな?
この子も見るとホッとします。
逆光気味ですが、木を突つくコゲラちゃんです。
寒さは続きますが、冬は鳥見のベストシーズン。
次は、どこへ行こうかな。
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