2025年の撮り(鳥)初めは早戸川林道で
2025年の撮りはじめは、宮ケ瀬ダムに沿う早瀬川林道からスタート!
の予定でしたが、1月2日に初詣に行く途中でオナガの群れに遭遇🤣

ギャーギャーと泣くオナガは実はカラスの仲間です。
体の上面は水色で、実はきれいな鳥です。

韓国では割と人のそばに飛んできましたが、なぜか日本では警戒心が強くて、なかなか写真を撮れませんでした、今回は標準レンズながらも撮影に成功です。
ちなみに初詣先は、横浜駅から1kmちょい、横浜の浅間神社にお参りしました。

それでは、あらためて早戸川林道の探索スタートです。
このブログでは過去に何回か登場している場所ですが、到着時(8時)の気温は0℃。
寒いですが、冬鳥に期待して歩き出します。

林道に入って数分、斜面の枯葉でガサゴソ音が、、、これはきっと。。。
やっぱりあの子でした!
今年も会えましたね、シロハラです。

樹上で木の実をせわしく啄(ついば)むのはメジロです。

さらにさらに、
一瞬ですが、ルリビタキも現れました。

しばらく歩くと、また斜面でガサゴソと、、、
今回は、キジバトでした。

少し湿っぽい日影になった斜面で、チチ チッという割と大きなさえずりが聞こえます。
目を凝らすと...いました!
ちょこちょこ動き回る小さな鳥。
10cmくらい!? スズメよりも小さいです。
この鳥は、嬉しいことに初見のミソサザイです。
地味な茶色なのに、ころっとして、なかなかかわいい子です。




だいぶ陽も高くなって来ました。
今日は宮ケ瀬ダムの水量が多いですね。

湖の中に、用途は不明ですが櫓状の構造物があります。
よくカヌーとか練習しているので、その関係でしょうか。
今日は休日で、ボートもまだ出ていないためか、その櫓の上に大きめの鳥がいます。
写真ではわかりにくいですが、地元のバーダーさんによると、魚を主食とするミサゴだそうです。

季節柄、カラ類を中心とした混群が見かけられます。
シジュウカラにヤマガラ、そしてコゲラが混じっている、一般的な混群のようです。
そろそろ、と引き返し始めたころ、金属的なチッチッチッという声が斜面から響きます。
聞いたことのある声です。
現れました。やはり、ジョウビタキの縄張り宣言のようですね。


・・・・・
駐車場の手前まで戻って来ると、跳ねるように目の前を移動する鳥。
ハクセキレイです。

顔の周りの縁取りも色が薄いので、メスのようです。
今日の撮影はここまで、と思っていたら、売店の中に大きめの鳥がいます。
こんな内陸部なんですが、なんとイソヒヨドリのメスです。

お店の人がいないのをいいことに、サンドウィッチをじっと見つめています。

この後どうなったかまでは確かめず、本年最初の鳥見は終了。
帰途につきました。
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ミサゴを堪能、東京港野鳥公園
今回は、年間パスをキープしている東京港野鳥公園へ。
今回は、遠距離基本の場所なので、x1.4のテレコンバータを装着。APS-Cのカメラなので、35mm換算、最大840mm相当の望遠撮影です。
まずは、西側の森林エリアです。
木々は色づいて、12月の声を聞いて、散り始めています。

地図の左上、3号観察小屋から覗いてみます。

目の前の池に小さい島、そこに生えている木の上で鳴き交わしている見慣れぬ数羽の鳥。
大きさはヒヨドリくらい。
ようやく木のてっぺんに止まったので、撮影できました。

サンショウクイ、というネーミングは鳴き声が「ヒリリリリ ヒリリリリ」と山椒を食べて辛いの!? という由来のネーミングだそうですが...
名前はさておき、サンショウクイは夏鳥だそうですが、一方もともと南西諸島に分布していた亜種のリュウキュウサンショウクイが、温暖化のせいか、徐々に北に勢力を拡大し、関東の冬でも最近見られるようになった、そうです。
遠くのカモやアオサギ、カワセミも飛んでいますが、。早々に東側(地図の右側)へ移動します。2号観察小屋か覗くと、手前の葦(アシ)の向こうにつぶらな瞳のイソシギが高い声でピーピ鳴いています。

干潟部では、ハクセキレイも動き回っています。

妙に人が小屋の中に多いな、と思っていましたが、、、
飛んできました!ミサゴです。魚を捕まえています!!


拡大してみると、、、ボラのようです。

不安定な足場ですが、魚をついばみだしました。


まだ魚は元気なようです。
次の瞬間、
魚を落としてしまいました!
小屋中の人から、あーあ、という声が😂

なんか、寂しそうに見えるのは気のせい!?
でも、やはり大型の猛禽です。かっこいいですね。

何度か、魚を獲りに行くのですが、空振りで戻ってきます。
飛び立った瞬間が1枚撮れました。


ミサゴがいたのは、2号観察小屋の対岸ですが、帰り道にネーチャーセンターに立ち寄ったとき、係の人にオオタカがいる、と教えられました。
どこにいるか、わかりますか?

矢印の先です。

さすがに、手持ちの望遠最大で、さらにトリミングしてもこの程度ですが、特徴的な横縞も見えるので、成鳥のようです。

カモもずいぶん渡って来ていますが、またの機会に。
今回はここまでです。
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冬鳥がやって来た!八王子・小宮公園
前回のブログから、ほぼ8カ月経ってしまいました。
異常に暑かった夏が過ぎて、秋があったかどうか、という間にもう初冬ですね。
冬鳥に期待して出かけたのは、久しぶりの八王子・小宮公園。
駐車場に車を置いて、弁天池の方から公園へ入ろうと歩いていると....傍の木の上に鳥の気配。桜のつぼみの横に、お尻を向けているこの鳥。
そう、自分の中では冬を告げる鳥、ジョウビタキです。


オス、メスはそれぞれこんな色ですが、後ろ姿でも頭の上の銀色帽子が見えますね。
オス、ジョビオくんです。
電線に飛び移って、縄張り宣言です。高い音を出しています。

公園に入る前から、いい感じです。
弁天池の周りで、せわしく動き回って、「ニー、ニー、ニー」と鳴いているのは、ヤマガラです。

年中いるはずの鳥ですが、さすがにこの夏は、平地から消えていました。
おかえりなさい。

弁天池の脇を抜け、沢沿いに木道を歩いていくと、道が分かれる場所で数名立ち止まっています。
「ルリが2羽いて、争っているみたい」とのこと。
じっと見ていると、出てきました!
この鳥も冬の代表。今年は、早くも登場です。


ヒタキ系の鳥の目は可愛いいですね。

ルリビタキのオスは、3歳くらいでようやく全身青くなります。
それまでは、若いオスとメスの区別がつきにくいです。でも、尾羽はみんな青いですね。
そのまま、「ほおじろの小道」を抜けて、ヒヨドリ山(丘ですけど)まで登ります。
途中、またルリビタキと会えました。胸の黄色の範囲が違うので、さきほどとは別の個体のようです。

ほぼ登り切ったっところで、低木の中で食事中なのは、ヤマガラと...

こちらも、この冬、お久しぶりですね。
アオジです。

この日は風もなく、穏やかです。
結構散歩している人多いですね。

近くの枝には、ヒヨドリさんも登場です。近過ぎてびっくり。

紅葉が色づいていました。

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境川遊水池にヒクイナ現る
また少し間が空いてしまいましたが、まだ横浜で訪れていなかった鳥見スポットへ行ってみました。それは、境川遊水池です。
以前、柏尾川の回でも紹介した「横浜の川」という冊子(PDF)があります。
横浜市の西の端、大和市との境界に、まさに「境川」という名の川があります。ここにも洪水時の水のバッファの役目を果たす遊水池(ゆうすいち)があります。

初めて訪れたのですが、以前紹介した、柏尾川(かしおがわ)の金井遊水池より、遥かに多くの鳥たちと出会えたので、紹介していきたいと思います。
Google Mapの衛星写真で見るとこんな感じですが、真ん中あたりのエリア、グラウンドの横が主な観察エリアになります。


訪れたのは3月末。関東で、3月としては記録的な高温(28℃)になりましたが、まだカモさんたちがそこそこいます。対岸に群れたカモの中で、頭部が緑の目立つ鴨、ヨシガモです。

図鑑で見ても、尾羽のカールが特徴的ですね。

(ブルーガイド「日本の野鳥」より)
その近くの洲で出迎えてくれたのは、アニメ「君たちはどう生きるか」で有名になったアオサギですね。

よーく見ると、くちばしの色がピンクがかって、いわゆる婚姻色が出ています。

手前の葦原を見ていると、突然、眼の真っ赤な鳥が登場!
初見のヒクイナです!!


飛び出しているような真っ赤な目が、なんとも特徴的です。

クイナ科の鳥、といえば、他にもまだ北へ帰らず居残っているオオバン。

上陸して、草を食(は)んでいましたが、そういえば、この子も目が赤い。
そして、こちらも今回初見のバンです。
葦越しですが、ずいぶん近くを泳いでいました。
口ばしが赤くて、先っぽが黄色いのが特徴ですね。


ほぼ同じ場所にマガモ(オス)。

近くには、コガモのこちらもオス。


この子たちも、そろそろ渡りの時期ですね、
渡り鳥といえば、この子たちも忘れてはいけませんね。
冬鳥の代表ともいえるツグミも足元にいました。

アオジ(メス)も渡りのエネルギーを蓄えようと、人目も気にせず餌探し。

木の上や道端をちょこちょこ動き回るのはホオジロです。


最後は通年いますが、みんなのアイドル、カワセミが飛んできました。


短い時間でしたが、冬鳥を堪能した境川遊水池でした。
ようやく咲き出した桜で今回はおしまいです。

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この冬のカモたち、とTTArtisanの広角レンズ
次回はカモを、と前回書いたのですが、タイトルに入っている広角レンズの話題は後程。
柏尾川他で、この冬見られたカモたち(ブログ未掲載写真)を紹介します。
以前にも書きましたが、カモのメスは地味な色合いで種類を見分けにくいのですが、この時期はペアでいることが多いので、その点は大丈夫ですね。
まずは、オスの茶色い頭部にクリーム色の帯が目立つヒドリガモです。

このカモも含め、潜水系ではないカモは水中の餌を採るときは倒立して流されないように足をパチャパチャやります。採餌中も寄り添う姿をご覧ください。
次いで、オスもメスも地味系ですが、くちばしの色が異なるところが見きわめポイントのオカヨシガモです。くちばしが黒いほうがオスで、オレンジがメスです。

こちらは、ほぼ同色のお馴染み、カルガモです。
一応、尾羽根の色が濃い 先を泳ぐ方がオスですが、なかなかわかり難いですね。

せっかくのカモ紹介なので、2か月ほど前になりますが、谷津干潟で見かけたほかのカモたちも紹介します。
後ろ3羽がオスで、右手前にメスがいるオナガガモの集団です。
ちなみに左手前は、冬羽へ換羽途中の個体です。

続いて、真ん中にいる茶色い頭に赤い目が特徴的なのは、ホシハジロのオス、うしろがメスです。
手前にいる小型の鳥はカイツブリで、大きさの違いがよくわかります。
(この鳥は、カモの仲間ではないのですが、よく近くにいるので紹介)

カモを一通り紹介したところで、今回のもうひとつの話題へ移ります。
野鳥の撮影は通常、超望遠レンズのカテゴリにはいる焦点距離400mm(正確には100-400のズームレンズ:NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S - 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング (nikon-image.com) )を使用していますが、街中のスナップでは逆に広角側のレンズが欲しいときもあります。
広角も明るいレンズはなかなかいいお値段なのですが、今回F2でありながら、お手頃価格(実売¥30,000以下)のAPS-C用焦点10mm F2というレンズを試してみたので、紹介します。
日本では焦点工房という会社が扱う、中国・銘匠光学 TTArtisanの広角レンズ(10mm f/2 C ASPH.)です( 銘匠光学 TTArtisan 10mm f/2 C ASPH. APS-C 単焦点レンズ | 焦点工房オンラインストア (stkb.jp) )。(家電量販店でも購入可能)
愛機Z50につけると、こんな感じです。
金属製で重量感があって、構えた時も安定しますね。
(このカメラは、APS-Cのセンサなので、いわゆる35mm換算で焦点距離15mm相当になります。)

探鳥がひと段落した後、大船周りで試してみました。
まずは、鳥さんの写真を撮り終わった地点から、柏尾川対岸で少し登ったところにある御霊(みたま)神社という社へ行ってみます。
鎌倉武士・長尾氏の館があったという「長尾砦」跡のある丘の中腹に神社はあります。

まずは鳥居。
後ろに下がらなくても、鳥居の全景が簡単に入りますね。

縦位置で少し下をカットしていますが、階段の下から木の上の方まではいっています。

御霊神社へお参りした後は、駅の方へ戻り、大船観音寺へ向かいます。
道端の梅もぎりぎりまで寄らないと、画面いっぱいにならないですね。

いよいろ、大船観音寺の参道まで来ました。

さらに階段を上って、ようやく観音様が見えるところまで来ました(上半身だけなのですが)。

撮影できる画角を確認するため、横から同じ位置で撮ったスマホ1倍と比べてみます。
スマホと比べても、かなり広い範囲をカバーできるのがわかります。

今回は、晴れた昼間でしたが、F2だと夜間に星(いわゆる星景)を撮ってみるのにも使えそうです。周辺部の画質はそこそこかもしれませんが、いろいろ楽しめそうなレンズです。
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柏尾川で、愛を語らうカワセミたち
このブログでは、ほぼ2年前にとりあげていますが、前回と同じく川べりの遊歩道を上流に向かって歩きます。

大船駅から歩きだしてほどなく、コガモのオスが一羽泳いでいます。この季節、カモ類は、ほぼほぼカップルになっているのですが、この子はロンリーですね。

切り立った擁壁に器用にとまって餌探し中のメジロ、川面をじっと見ているアオサギたちを眺めながら歩いていると、足元からかカワセミの声が聞こえてきます。


柵や葦が被(かぶ)っていますが、そっと覗き込むと2羽寄り添っています!
下側のくちばしがオレンジ色の右側がメスです。

鳴き交わす様子を動画で見てください。
この後、片方が鳴くと、もう片方が違う方向を見る、をしばらく繰り返していたのですが、、、




突然お互いで、くちばしの挟みあいを始めました!


愛情表現なのでしょうか。
一羽が対岸に飛んでいきましたが、そのあとも鳴き交わしていました。こういうこと繰り返しながら、仲良くなって繁殖に向かうのでしょうね。
ところで、この挟みあっているときの眼が少し変(なんかグロイ)のに気づきましたか? 実は多くの鳥には、哺乳類のような上下のまぶたの他に、眼を保護する「瞬膜」という半透明の別のまぶたがあって、横からスライドして閉じるそうです。

相手のくちばしが近くに来たので、反射的に瞬膜が閉じたのでしょうね。
確認したことはないですが、カワセミが水に飛び込んで狩りをするときも、瞬膜が閉じているそうです(半透明なので水中眼鏡?)。
さらに上流に向かうと、浅くなるエリアでカモさんたちが仲良く採餌中です。
彼らの仲睦まじい姿は次回で紹介しますが、ここではちょっと珍しい鳥を見かけたので、最後に紹介したいと思います。
護岸された川にも、浅瀬には泥が堆積して小さな洲ができているのですが、そこの芦原から何かに驚いて飛び出した鳥が一羽いました。
見慣れない鳥ですが、調べてみたところ、クイナの幼鳥のようです。



この鳥ですが、何か泳いでいるバランスがおかしくないですか。前につんのめるような体勢で、お尻の部分を上に突き出しています。
クイナの成鳥は、以前舞岡公園で見かけましたが、湿地や芦原を歩き回って生活しており、あまり水に入らないようです。でも一応泳げるんですね。あまり得意ではなさそうですが🤣
次回は、柏尾川でのカモさんの紹介と、ちょっと面白い広角レンズを試してみたので、紹介することにします。
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ウメジローに癒される舞岡公園
暖冬といわれていますが、最高気温が10℃以下の日もある1月下旬、横浜の舞岡公園を訪れました。
まずは、秋に訪れたときも出迎えてくれたヤマガラさん。

今回は、例の「ニィーニィー」という地鳴きを動画に収められました。
前回はジョビオ君(ジョウビタキのオス)が登場しましたが、今回はジョビコさん(同メス)が縄張り確保したようです。やっぱり、可愛いですね。

昨年クイナを見かけた葦原は結構刈り込まれていたのですが、そこを悠然と歩くのはキジの仲間、コジュケイです。

ペアが2組、餌を探しながら歩き回っています。


この公園には、池と呼ばれる湿地のエリアが何カ所かあるのですが、いろんな鳥がやってきます。
水を飲みに現れたのは、ガビチョウ。

冬鳥のアオジも群れています。顔の色が明るいこちらはメス。

顔が濃いこちらはオスですね。

愛らしく採餌する様子を動画で見てください。
田んぼのあぜ道では、これも冬鳥のツグミが一羽で餌を探しています。

田んぼの端、山との境目に、満開の梅が1本生えています。

花の蜜を求めて、集まってくる鳥がいます。
まずは、ヒヨドリ。

でも、主役はやっぱりこちらですね。
バーダーたちが、梅とメジロをかけてこう呼びます、「ウメジロー」と。



まだまだ気温は低かったですが、春の訪れを感じさせるウメジローに癒された日でした。
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