横浜の南にある柏尾川(かしおがわ)を訪ねての後編、今回は岸辺に集う小鳥たちを中心に見ていきます(前編はこちら ↓ )。
鳥の話の前に少し寄り道を。
柏尾川の中間点くらいに、東海道線の大船という駅があります。
東京方面から電車で下ってくると、右側に見えるのですが、駅の近くの山の上に、大船観音がドーンと鎮座してます。
実は上半身だけの観音様です。お寺のホームページによると、昭和4年着工、戦争を経て、30年後の昭和35年に落慶式が行われたそうです。
観音様の中にも入れるようなので、一度登ってみようと思っています。
さて、前回もお見せした写真ですが、柏尾川は両側が護岸で切り立っているので、探鳥は右側上の歩道から対岸、あるいは足元を見下ろします。
カモ類が豊富なこの川、以前からカワセミが見られることでも知られていました。
最近の事情は知らないので、カワセミと出会える期待半分で鳥を探します。
まずは、歩道の先で、ぴょんぴょん飛び跳ねている鳥。
公園などでもよく見かけるハクセキレイですね。
対岸のコンクリートのへりにも止まっています。
動画で鳴き声も聞いてみてください。
足元(といっても数メートル下)に飛んできました。
常に動き回って場所を変えます。
少しコンクリートの陰になっていますが、羽を拡げるとこんな感じ。
またハクセキレイ? と思ったら、こちらの鳥は黄色味がかっています。
キセキレイですね😃
後姿はこんな感じ。
緩やかに川が曲がったところには砂が堆積して、せまいながらも草地になっています。
そこに動き回る緑色の影🙄
砂地に出てきました。メジロです。
真上から見ると、緑一色ですね😑
鳥を探しながらしばし歩いていると、視界の隅を青い影が横切りました。
対岸の藪の中へ。わかります?
拡大してみると
いました!カワセミです(下嘴も黒いのでオスですね)😊
調べてみると、カワセミの寿命は長いもので7年、平均は2年くらいだそうです。
以前見た個体から代替わりしているのかもしれませんが、命をつないでいるようです。
下方に視線を向けた、と思ったら、次の瞬間ダイビング!
背中が本当に鮮やかな青ですね🙂
数メートル離れたところに川面から戻ってきましたが、狩は失敗だったようですね。
カワセミにも会えたので、引き揚げようとしたら、プラスチックの破片の陰に見慣れない鳥がいます。
よーいしょっと....水の中へ。
シギの仲間のようですが、横顔の特徴と黄色い脚から、キアシシギと推定。
シギ類やチドリ類は、見慣れていないので自信ないですが......😓
ぐーっと、首を伸ばしたら、実は頭の形はまん丸だったのですね😁
シジュウカラの姿も見かけましたが、人工的に整備された河岸でも、鳥たちはたくましく生きていて、力をもらった気分です。
二回にわたる柏尾川編、お付き合いいただきありがとうございました。
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