三浦半島、江奈湾近辺の海鳥たち

暑かった夏も8月も末になると、たまに30℃を切る日も出てきます。

真夏は鳥影が薄く、鳥探しには厳しい時期でしたが、野鳥公園ではない海辺へ出かけてみます。

向かった場所は、三浦半島の先端近く。


この辺りは、岩礁の間に漁港が点在します。
そのひとつ、江奈湾の奥には、神奈川では数少ない自然の干潟が残っています。

 

矢印で示したあたりから、広角レンズで見た風景です。


使用したレンズは、AF-S NIKKOR 10-20mm/f4.5-5.6。
APS-CNikon Z50で使っても、人間の視野より広い範囲が撮れます。

 

ちょうど干潮の直前で、遠目にも潮が引く境目あたりで、サギ類が集まっています。

江奈湾のサギ達

左からチュウサギダイサギ2羽(正確にはチュウダイサギ)、右側で飛び立ちそうな2羽はアオサギですね。
いつもの望遠400mmでも遠くて逆光気味で、ぼんやりしてますが、それぞれ活発に採食しているのは、望遠鏡で見ていても面白いです。

チュウサギ

チュウダイサギ

アオサギ(왜가리)

小一時間見ていると、右手の葦原に近い干潟の奥に、シギが数羽飛んできました。
種の同定は厳しいくらい遠かったですが、黄色い脚が目立ったのでキアシシギっぽいです。

 

これ以上近くによってこないので、場所を変えます。

 

車へ戻る道すがら、すぐ近くでピーヒョロロとトビの声が!
電柱の上にとまっています。大型の猛禽類。迫力あります。

トビ(鳶、솔개)


傍の砂浜には、ウミネコが飛んできました。

ウミネコ(海猫、괭이갈매기)

(くちばしが黄色で、先端に赤色と黒色が見えるのが特徴)

 

ここから丘を一つ越えて、毘沙門湾の方へ向かいます。

漁港の近くの砂場では、こちらもウミネコですが、40羽以上が休憩中。

ウミネコの群れ

 

磯の方へ向かいます。

ここでも広角で撮ってみましたが、こちらは複雑に波打つ岩場が続いています。

毘沙門湾

右手の丘の上には、風車が2基回っています。

 

そのまま、見上げると秋を感じる雲を背景にトビが舞っています。

イワシ雲(?)とトビ

 

ピーという声と共に、2羽の鳥が波打ち際の岩場へ飛んでいきます。

望遠レンズにつけかえます。


遠目ですが、イソヒヨドリです!

(↓オスは鮮やかな色の、いわゆる青い鳥です)

最近、横浜市内とか、市街地やもっと内陸部でも見かけるようになったのですが、やはり名前の通り、海辺の磯にいてこそ、イソヒヨドリです。

ヒヨドリと大きさや姿が似てはいますが、実は違う種類 ツグミ科です)

 

海辺からは、切り立った崖へ一直線で戻ります。
警戒心が強く、望遠レンズでもこのくらいの距離まで近づくのがやっと。
どこかって? 画面真ん中あたりです。

拡大すると....

今回はおおよそこのくらいの距離で撮った写真が多く、しかも太陽が真上。画質はご勘弁を😓

 

まずは、このイソヒヨドリ。うーん、オス?メス?

背中は青みがかっています。

そして、飛びたった下腹部がオレンジ色に見えます。オスです。
きれいな青になるには、2,3年かかるそうなので、まだ若いオスでしょうか。

イソヒヨドリ(♂)(磯鵯、바다직박구리)


こちらはモノトーンに見えますね。

飛び立った時も単色です。メスですね。

イソヒヨドリ(♀)(磯鵯、바다직박구리)

イソヒヨドリ

この写真は日差しが強すぎて、色がよくわからないですが、オスかな?

 

 

崖沿いに磯を歩いて行った先の砂浜近くでは、ツバメが飛び回っています。

ツバメ(燕、제비)

なんとか、飛翔中で撮影できたたのは、このレベル。この写真ではわかり難いですが、腰が黒く、首元が赤かったので普通のツバメですね。

 

砂浜のハクセキレイとか見ていると、今度は近場の切り立った崖の樹にトビがとまりました。

 

しばし、周囲を見回していましたが、飛び立ちました。
羽がボサボサしているトビが多いのですが、この個体はきれいな羽ですね。

滑空中のトビ

 

車に戻る途中、飛んできた一羽が電柱にとまりました。

イソヒヨドリ(メス)

電線かぶりですが、これが本日一番はっきり撮れたイソヒヨドリでした🤣。

次はもっと近くでイソヒヨドリを撮るぞ!

 

 

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