秋の鳥の来訪、夏の鳥の思い出

ようやく秋を感じるようになった横浜ですが、久しくお休みしていたブログを再開です(ブログのお休みと暑さはあまり関係ないですが😅)。

 

まずは、月に2回ほど通うお馴染みの東京港野鳥公園へ。

渡りの途中に立ち寄る秋の鳥も、ようやくお目見えです!
自然生態園で注目を集めていたのは、お目めのクリッとしたヒタキ科のエゾビタキです。色は地味目ですが、ヒタキのかわいさは、反則ですね。

エゾビタキ(蝦夷鶲、제비딱새)

10m四方くらいの範囲で樹々の上を移動しては、しばしじっとしている、という理想的な被写体でした。ついついシャッターを押しすぎてしまいます。

エゾビタキさん、口の中は黄色ですね

 

ずっと見ていたい可愛さですが、公園の東側へ移動。
東淡水池の島には、カモやサギの向こうに、なんとタシギが2羽!
この野鳥公園では、初めて見ました。

タシギ(田鷸、꺅도요)

年初に真冬の舞岡公園で見て以来です。真冬はゆったりとした動き、というか寝てましたが、今回は活発に採餌活動中。見ている間ずっと動いていました😀

 

島の反対側では、コガモの群れの中で一羽のシギが目立ってます。
遠くで不鮮明ですが、クサシギっぽい

クサシギ(草鷸、삑삑도요)

次の動画の後半で、周りのカモを蹴散らすように大暴れ。
何がしたいのでしょうか。

 

 

さて、一通り公園内を巡回。
トビが上空を旋回してますがピーヒョロロは聞こえず。モズの高鳴きは聞こえます(写真なし)。

トビ(鳶、솔개)

潮入りの池の対岸の枝にカワウが群れています。

カワウ(河鵜、민물마우지)

実は、この同じ場所に、2週間前にはゴイサギのファミリーが休んでいたのですが、今日はカワウが占拠。

ゴイサギ五位鷺、해오라기)

左端の一羽が成鳥、他は星模様がある幼鳥で、ホシゴイの通称もあります。

図鑑の絵だとこんな感じ。

ゴイサギ:「韓国の野鳥」より

ちなみに、「韓国の野鳥」の絵を引用させてもらうのは、個人の見解ですが「日本の野鳥」より、見た目が実際に近い気がするためです。

 

最後に、この夏、横浜周辺で見かけた鳥を紹介して今回の締めくくりです。

 

横浜の南に自然林が豊かなエリアがありますが、こんな鳥がやって来ました。

サンコウチョウ:「韓国の鳥類」より

鳥見を始めるまで、日本にこんな鳥がいるとは知りませんでした。
サンコウチョウというこの鳥、夏に東南アジアから渡ってくるそうです。

 

このサンコウチョウが、あろうことかハイキングコースの真上に営巣しました。

まさか、こんな近くでサンコウチョウが、と思ったのですが、その場にいた常連さんによると、そのあたりでは毎年営巣しているのが観察されるそうです。

サンコウチョウ(三光鳥、삼광조)

特徴ある形の巣を作り、オスメスで交代に抱卵します。
眼の周りとくちばしが鮮やかな青色で、長い尾が特徴的なのはオスです。

サンコウチョウ:♂

アッという間に入れ替わったのですが、こちらは尾が短くて地味目なメスの抱卵中です。

サンコウチョウ:♀

営巣中の野鳥を驚かすのはマナー違反なのですが、今回はハイキングコースの頭上、ということもあり、しばしお邪魔させてもらいました。

 

この日は、このサンコウチョウを見たエリアからさほど遠くないところで、オオタカの幼鳥も見ることができました。後で聞いたところでは、その日がまさに巣立ちだったようで、数日したら見かけなくなったそうです。

オオタカ(大鷹、참새):幼鳥

今回はここまでですが、涼しくなって、干潟でシギチも見られるようになってきたようので、出向いてみようかと思います。

 

 

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