前週の金曜日(2月3日)、関東地方でも雪が降って、横浜でも少し雪が舞っていました。
日曜日は晴天で、かねてから行きたかった神奈川西北部の探鳥のメッカ、宮ケ瀬ダムの早戸川林道へ出かけました。
湖畔の駐車場、除雪はされていますが、雪がまだ残っている!?
野鳥観察には、一般車進入禁止の早戸川林道(舗装路)を歩きます。
しかしその道は・・・
降ってから一昼夜経った積雪は、上を歩くとキュッキュッと結構いい音をます。
前後を歩くカメラマンさん達の足元からも同じ音が・・・そっと歩くには程遠く、今日は探鳥はダメか、と思いつつも、せっかく来たのでとりあえず進みます。
前を歩くCMが遠ざかったところでしばし立ち止まり耳を澄ませると、左側の斜面からガサゴソ、と音が。
現れたのは、この冬、おなじみのシロハラです。
日当たりのいい場所では、斜面から伸びた枝についた実を食べようと、活動している鳥たちもいます。
まずは今シーズン初のお目見えです。
今シーズンは、女の子(ジョビコ)ばかり会っていましたが、これはジョウビタキのオスです!
残念ながらすぐ飛び立ちましたが、隣の樹上にもついばむ影が。
前回、わざわざ東京港野鳥公園へ見に行ったツグミも登場(一羽だけでしたが)。
さきほどまで期待薄でしたが、ひょっとするとひょっとします。
やがて、斜面の上へカメラを構えているバーダーさんたちが見えてきました。それも三名。
そっと、近寄って何を見ているか聞くと「ベニ」。
最初、教えられても位置がわからなかったのですが、少し動いたので認識できました。
北海道で繁殖し、それより南で越冬するベニマシコ、初見です。
場所を変えながら、食べ続けています😊
明るい枝にも来てくれました。
緑色の枝はとりあえず味見!?
止まっている姿を上から見ると、赤味は目立ちませんが。。。
ひっくり返るときれいな紅色です。
ベニマシコのベニは「紅」ですが、「マシコ」というのは、「猿子」と書いてサルの古い呼び名だそうで、羽の色、真っ赤な顔が猿に例えられた、という説があります。
こんなかわいい鳥に、その名はちょっとかわいそうかも。
少し離れた場所、やはり斜面の縁(へり)ですが、再び現れたベニマシコ。
実は、この鮮やかな赤色はオスです。そして、このオス、次の瞬間いなくなります。
追い払ったのは、ベニマシコのメスです。
この子は、まだまだ色気より食い気の時期のようですね🤣
最初の不安はどこへやら、ベニマシコで十分満たされて、帰路へ着きます。
しかし
今日は
まだ終わっていませんでした。
帰り道なので崖は右側に代りますが、その右手からガサガサという音が。
どうせシロハラかな、と思いつつ、日が当たって明るい斜面をじっと見ていると。。。
えっ!? ルリビタキのオス!?
こちらに気づいて、すぐ木陰に入って行きました。
地味目なメスは見ていましたが、成鳥になったきれいな青色のオスは初めて見ました。
赤い鳥と青い鳥で満喫した宮ケ瀬ダムの早戸川林道でした。
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