こども自然公園で冬鳥を探して

12月の声を聞き、横浜も朝は10℃を切るようになりました。

市内でも、まだ訪れていない公園は結構あるんですが、今回は「こども自然公園」というところに鳥見に行ってみました。

www.city.yokohama.lg.jp

サイトにによると、この公園、市内でも最大級の広さとのことで、大池・中池という2つの池を中心に、起伏のある地形が拡がっています。

訪れたのは、日曜の八時前。遅い朝日が差し始めた公園では、大学の運動部でしょうか。公園内の山道をかなりのペースで走っています。

 

駐車場から公園に入ってすぐ、葉の落ちた木の上から、朝日を浴びて出迎えてくれたこの鳥。

がっちりした薄いピンク色のくちばしと、肩から濃い茶色の羽、シメです。東北以南では冬に見られる鳥ですね。

シメ(鳹、콩새)

振り向きポーズしか撮れず、羽の色がわかり難いので、図鑑から絵を拝借(「日本の野鳥」(日本野鳥の会))。

 

大池の手前では、カルガモが上陸して餌を探しています。

いつも水に浮いているので見るチャンスは少ないですが、カルガモの脚は鮮やかなオレンジ色です。

カルガモ(軽鴨、흰뺨검둥오리)

 

中池に近づくと、頭部が濃い色のカモの集団が浮いています。

冬の池を占領しているキンクロハジロです。

 

昨冬、三渓園でお目にかかりましたが、今季一番の数ですね。

横腹が白いのはオス。

キンクロハジロ(金黒羽白、댕기횐죽지)オス

横腹が茶色く、冠羽が短めなメスですが、くちばしを羽に突っ込んでお休み中。でも、しっかりこちらを見ています。

キンクロハジロ(金黒羽白、댕기횐죽지) メス

 

池の周りでは、カワセミを狙っているバーダーさんが何人かいるようです。

頭上の梢を通り過ぎていく小鳥の群れはエナガでした。

エナガ(柄長、오목눈이)

 

赤い葉っぱの木は少なめですが、この公園も紅葉してますね。

黄色く色づいた木の脇から、緩やかな斜面一面に芝生が拡がる「ピクニック広場」へ入って行きます(矢印から斜面を登ります)。

 

芝生の上は鳥はいなさそうなので、藪との境を歩いていくと。。。

 

ひょこっと、黄緑の鳥が出てきました。アオジです!

アオジ(青鵐、촉새)

眉の上が黄色く、顔はそんなに黒くないからメスですね。

 

この子たちは、冬に山から平地へ降りてくるそうです。

こちらには気づいているようですが、しばらく逃げもせずキョロキョロしていました。

人間が少し気になる。。。

藪の方も見たり。。。

 

やがて、藪の奥へ入って行きました。

後姿、保護色😮

 

この公園、林の中を歩くと、姿は見えないですが、いろんな鳥の声が聞こえてきます。
今回は藪から出てきませんでしたが、ウグイスの地鳴きもあちこちで聞きました。

 

鳥にとって環境は良さそうなので、冬本番はこれから。
また、冬鳥を探しに来てみましょう。

 

 

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