前回から使いだしたミラーレスカメラ+ズームレンズ(50-250mm)をまた持ち出します。
今回は、近場でまだ行ってなかった公園、その名も享子公園(チョンジャ公園;정자공원)。
公園の中にも、案内地図は見つけられなかったのですが、意外に広い。
韓国の郊外の開発では時々あるようですが、小高くなったエリアの緑を残して、周りを開発した、という感じです。
今回歩き回ったルートを重ねてみます。ここに道がある、ということです。
週末の朝7時台に行ったため、人はまだあまりいません。
空は雲に覆われていて、鳥のさえずりはあまり聞こえません。
そんな中、カサカサという音に続き、樹を素早く駆け上る影が!
リス、韓国語でいうところのチョンソルモ(청설모)です。
3mくらいの高さで、キノコでしょうか、つかんだ餌をむしゃむしゃ食べてます
何枚か写真を撮ったところで、こちらに気づいて樹を駆け登っていきました。
盆唐中央公園で出会ったリス(下の写真)、タラムジュイ(다람쥐)とはだいぶ違います!
8時前に雲間から陽が差し始めてから、急に鳥のさえずりが賑やかになってきました。
最初に姿をはっきり見せてくれたのは、やっぱりヒヨドリです。
雌でしょうか、ほとんど鳴かずに飛び去りました。
森の中を歩いていると、こもった規則的な音がかすかに聞こえてきます。
どこかにキツツキがいます!
音を頼りに探してみると、、、無心に穴をあけているのは、コゲラです!
以前、別の場所で見かけたコゲラもそうでしたが、剪定された樹の幹を掘ってます。
枯れて、水分が抜けて堀りやすいのかもしれません。
なにせ、コゲラというだけあって、大きさはスズメとあまり変わらず、力は弱そうですからね。
道から離れていたせいもあって、ずっと見ていても気づかないのか、穴を掘り続けていました。
動画でも、コンコンという音が聞こえます。
邪魔をしても悪いので、そっとその場を離れます。
進んで行くと、頭上の高いところからまたキツツキの音!
残念ながら、こちらはすぐ飛び立ってしまいましたが、アカゲラでした。
しばらく、じっとしていると、すぐ近くからコウライウグイスの声。
こちらも葉っぱの向こうで、探せども姿は見えず。
高いところでは、コガラやシジュウカラがさえずりながら飛び回っているようです。
ようやく、一羽をカメラの視界に。
シジュウカラと思ったら、頭に冠羽があるように見えます。ヒガラ!?
拡大してみると、やっぱり羽の模様もヒガラっぽいですね😃
陽も高くなってきたので、公園を出て享子駅方向へ炭川(タンチョン)沿いを歩いていると、カワウが狩りの真っ最中。
写真は、一瞬水面から顔をあげた瞬間です。
遅い時間はいつも羽ひろげて日光浴ですが、朝方は活発ですね。
上流から泳いできた(流れてきた?)のはカルガモの親子です。
この親子、アシの向こうで遊歩道からは見えなくなりました。
逆側から見てみると、小さな岸辺へ上陸、食事を始めました。
でも、親は食べるより警戒中、という感じです。
以前有名になった丸の内のカルガモのように、本来は多くのひながいたはずなんですが、自然は厳しいですね。この大きさまで育ったのは二羽、ということなんでしょう。
最後に、使用しているカメラの紹介を。
今回の写真は、手前、ニコンのミラーレス Z50に、NIKKOR DX Z 50-250mm f/4.5-6.3のレンズをつけて撮影しました。
これまで、主に使用してきたのは、奥側の望遠コンデジ ニコンB500です。
(今は、後継機のB600になりました)
写真はズームレンズを目いっぱい延ばした状態です(望遠)。
写真だと大きく見えますが、両方とも比較的小型のカメラです。
近くにいる鳥を撮るなら、Z50の方がきれいに細かいところまで写せます。暗いところで、あるいは速い動きを連射するにも、Z50が有利です。
遠くにいる鳥の姿を、とにかく認識できるように拡大して撮るには、B500のような望遠コンデジがお手軽です。
(小さいカメラ(望遠コンデジ)の方が、遠方を写せる理由は、またの機会に。)
きれいに高倍率で鳥を撮影するには、究極は、レンズ直系が大きく焦点距離が長い、いわゆる ”大砲レンズ” の出番になりますが、著者は機動性を考えて、その一歩手前くらいまでで楽しむこととします。
ちなみに韓国語でもそのまま(デポカメラ대포 카메라;大砲カメラ)という言い方のようで、バードウォッチングばかりでなく、アイドルの追っかけする女性の中にもデポカメラをかついだ通称デポヌナ(대포 누나;大砲姉さん(!?))と呼ばれる一群がいるようです!
コロナで、空港では撮影対象はいませんが、回数が減ったとはいえ、コンサートでは今でもデポヌナ達は活動しているのでしょうか。