秋ヶ瀬公園、前回のレンジャク探しの続きです。
森を抜ける前に見たアオジは、珍しく樹に止まっていますね。
この公園、テニスコートやサッカー場、運動場も何カ所かある広い公園なのですが、運動場の端に植えられた木の上で、さかんにさえずる鳥がいます。
カワラヒワです。
この鳥、横浜の方で、なぜか見る機会がほとんどなく、久しぶりの御対面。
寒い冬には、ぷくっと羽毛を膨らませていた鳥たちも、もうその必要はないですね。
周りの枝にも他のカワラヒワたちが集まって来て、さかんに鳴きかわしています。
真ん中の子は、まだ翼の黄色部分の色も薄いので幼鳥でしょうか。
スポーツに訪れる人ばかりでなく、犬の散歩もよく見かける公園なのですが、そんな中、目に留まった白い大きな犬。
傍にいた飼い主さんに話を聞いたら、北海道犬(ほっかいどういぬ)という種類とのこと。
なんでも某携帯キャリアのCMに出てくる白い犬が、実は北海道犬だそうです。
体格に比べて、小顔ですね。きれいな犬でした。
写真を撮らせてもらいました🙂
続けて公園内を歩いていくと、ところどころで、キツツキのドラミングも聞こえています。ひときわ近くで聞こえたので見上げてみると、道にせり出した枝にコゲラが巣を掘っています。
こんな目立つところに巣を作ったら、天敵にすぐ襲われそう。
一心不乱に木を掘っている姿がけなげで、しばし観察してました。
拡大してみると、全身木くずにまみれています。
時刻は11時前。
引き上げる前に、あきらめきれず、もう一度最初に訪れた宿木(やどりぎ)のポイントへ戻ります。
・・・レンジャクいないかなぁ。
近づいて行くと、10人くらい人が集まっているのが見えます。
もしや🙄
少数ですが、やはりレンジャクがやってきていました😍
やっと見れました!
樹の高いところに止まっています。
尾羽の先が赤いので、ヒレンジャク(緋連雀)ですね!
少し下の枝に降りて来ました。
鮮やかな羽の色、茶色の頭部から後ろにはねあがる立派な冠羽、眼を横切る黒い線。
SNSでは、”ニヒルなレンジャクさま” と呼ぶ人もいますね。
とにかく、そのどっしりした体形ともあいまって、ユニーク過ぎます。
宿木の茂みに潜り込んで、黄色い実をとにかく食べまくっています。
頭の部分を拡大すると...
しばし採食すると、30mくらい離れた枯れ樹が積み上げられたところで、一休み。
群がるカメラマンさん達を気にする様子もなし。
こちらの子は、胸が白いですね。お腹の方は薄い黄色。
そうこうしていると、また宿木へ戻って行きます。
カップルでしょうか、二羽が寄り添って止まりました。
一般に、ヒレンジャクはオス・メスの色合いの差がないそうです。
でも、二羽が並んでみると、お腹の黄色味は右の子が強く、胸の灰色は左の子が濃いようにも見えます。単なる個体差でしょうか。
数は少なかったですが、最後にヒレンジャクに会えてよかったです。
ちなみに、同じ日に、千葉の葛西臨海公園には、ヒレンジャクの数十羽の群れがいたそうです(カメラマンもいっぱい)。そろそろ、春もそこまで来ています。レンジャクたちも大陸へ戻る前に栄養を貯め込んでいるのでしょう。
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